中国古代、呉の国に董奉(とうほう)という仁医がいて、貧乏人からは治療代金をとらず、かわりに症状の軽い患者には杏を一株、重病者には杏を五株植えさせました。数年にして家のまわりに杏の林ができました。それ以来、「杏林」は医者の尊称となったということです。
後世、良医のことを杏林と呼ぶようになったと言われています。