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薬膳トリビア
【あじさい】
あじさいの花が目に留まる機会が増え、梅雨が近いのかなと感じる季節になりました。
アジサイの生薬名は「紫陽花(しようか)」で、花を採取して陰干ししたり、枯れた花を採取してそのまま煎じて解熱薬として使われてきました。その成分のサポニンは、時に中毒の原因となるので注意が必要です。また、葉に青酸配糖体が含まれる種があり、哺乳動物が食べると中毒を起こすことがあります。
一方、同じユキノシタ科のジョウザンアジサイはマラリアの治療薬として知られ、アジサイ属の植物には抗マラリア作用を持つ成分があるとのことです。
釈迦様の誕生祭の花祭り(灌仏会)でつかわれる甘茶は、ヤマアジサイの変種である「アマチャ」の葉を発酵させ乾燥して煎じたお茶です。