朝倉山椒(あさくらざんしょう)は、兵庫県養父市八鹿町朝倉が発祥の山椒で、他の山椒に比べて香り高く、大粒でまろやかな味と爽やかな香りが特徴です。
山椒は通常、雌株と雄株がありますが、朝倉山椒は雌雄同種なので一株あれば実がつきます。また、枝にトゲがないことも特徴です。
400年以上の歴史があり、豊臣秀吉が白湯に焦がした山椒を入れて飲み、「風流」と喜んだという記録や生野奉行の間宮直元が徳川家康に献上したという記録が残っています。 朝倉山椒は大名が特別に献上する高級贈答品として珍重され、庶民の口にはなかなか入らなかったものだったようです。