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動物達も春は山菜

動物達も春は山菜

冬眠から覚めた熊は、山菜を食べることで目覚めていきます。冬眠中に体にたまった毒素を、山菜の苦み成分が排出すると言われています。冬眠明けのクマは山菜が好物なので、山菜が多いところにはクマがいる可能性が高いです。他にも沢山の動物が春の山菜を食べます。

昔の人の言葉があります。

春の皿には苦みを盛れ

「苦み」の代表は山菜です。

人間も自然の一部、動物達と同じで代謝が衰える冬の間にたくさんの老廃物や脂肪をため込んでいます。春になると、体はそれを一気に外へ出そうとして、鼻炎や喘息などのアレルギー、頭痛や不眠、吹き出物などなど、何となく不調を感じる季節なのです。

冬の身体を春仕様に変える準備が必要になりますが、これを助けるのが山菜など苦みのある春の恵みたちです。

山菜はフキノトウやワラビやゼンマイ、苦いものばかりですが、この独特の苦みやえぐみの成分は、腎臓のろ過機能を高め新陳代謝を促す働きがある植物性アルカロイド や、抗酸化作用を持つポリフェノール類です。これが体の中をきれいにしてくれるのです。

冬眠から覚めた動物達が、山菜を食べて身体の毒出しをするように、人間も春に旬の山菜や苦味のある食材を摂ることは自然に逆らわないことなのかもしれませんね。