トリッパとは、イタリア語で「動物の胃袋」を総称する言葉です。牛には4つ胃袋があり、日本語では第1胃袋を「ミノ」、第2胃袋を「ハチノス」、第3胃袋を「センマイ」、第4胃袋を「ギアラ」と呼びます。
イタリアン料理で使われている食材の「トリッパ」は、第2胃袋である「ハチノス」のことです。表面にボコボコとした穴があいており、ハチの巣に似ていることからそう呼ばれています。トリッパはヨーロッパでは、トマトソースで煮込んだ料理が定番です。淡白な味わいと弾力のある独特の食感で、ヨーロッパでは人気の高い食材でもあります。