【さんま寿し】 熊野市有馬町にある産田神社では、「さんま寿し発祥の地」と看板があります。一般にさんま寿司は骨が抜いてありますが、こちらでは、子どもに中骨がついたままの「さんま寿し」などを食べさせ、健やかな成長を願う「奉飯(ほうはん)」とよばれる行事があります。 主に祝いの席や祭事などで食べられる郷土料理であり、今では東紀州地域を代表する名物料理となっています。なお、この地域ではハレ食に姿寿しを、サンマの季節外にはイワシ、アジ、カマスなどの姿寿しがつくられています。
【新嘗祭】
先日新嘗祭にいった友人から、素敵なお土産をいただきました。 新嘗祭とは毎年11/23に、その年の収穫に感謝し、神様にお供えして、来年の豊作を祈るお祭りです。 「新」は新穀(新しくとれたお米)、「嘗」はご馳走を意味します。…
【気血両虚補湯】
先日、年に一度の薬膳の師匠を囲むお食事会へ。料理長がつくる気血両虚補湯は、生薬十種を感じさせないやさしいお味で、心と体をそっと満たしてくれる一杯でした。久しぶりに会う仲間との時間も温かく、薬膳のコース料理もどれも絶品。あ…
【ケランチム】
「ケラン」は「卵」、「チム」は「蒸し」という意味で、卵液を蒸して作るこの料理は、シンプルな味わいとふわふわとした食感で、本場韓国でも愛されています。 ケランチムの特徴の一つ目は、トゥッペギと言われる黒い器で作られ、提供さ…
【エネルギー解放】
庭の花々が一斉に咲き始めました。 冬の間に蓄えられていた自然の陽気が、ようやく外へとほどける季節です。このエネルギーの流れに、人のからだも呼応します。「黄帝内経」にも記されるように、春は陽気を取り入れ、活動を始めるとき。…